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龍之介のほどほどにエッチな官能小説ブログ
龍之介が趣味で書いたほどほどにエッチで官能小説、異性の口説き方、エッチについてのお役立ち情報、艶笑ことわざ・金言集、その他官能的エッセイ、雑文等々を発表していきます。 きっと読者のお役に立ちますよ!!
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★アラサー女医、佳乃とのNYマン遊記(その8)
 MoMAの見学を終わって、次はセントラールパークの中を散策しながらメトロポリタン美術館に行こうと思ったが、すでに昼食の時間だし、無理をしては佳乃先生も疲れるだろうと思い、昼食を取ることにした。
 以前行ったことがあるメキシコ料理店である。道路沿いは大きなガラス張りで大変明るい、そう……以前行ったことのあるメキシコ、ティファナで経験した、目を射るような陽光に包まれた感じがするレストランである。
 私たちは、そこでNY風にアレンジされたメキシコ料理のランチを食べた。朝が軽い食事だったし、美術館の中で随分と歩いたので二人とも残らず平らげた。

「佳乃、MoMAではなにが良かった?」
「そうね、ピカソの『アヴィニヨンの娘たち』、それにね、評判どうりマティスの『ダンス』も良かったわ。後、ウォーホルの『金色のマリリンモンロー』も良かったわ。私って、案外、ポップアート関係も好きなのよ」
「そうですか、私は先生と本当に趣味とか嗜好が合ってますね。それに……」
「それになによ? 」佳乃先生は、柔和だった表情を急に、眉間にしわを寄せて、いった。私は声を潜め、周囲をわざとらしく見渡してから言った。

「エッチの方も私はちょいSだし、先生はちょいMで相性ぴったりだしね。合って無いのは年齢くらいかなあ……」
「まあ、朝からなによ! もう……」佳乃先生はそう言うとテーブルの下で私の足を蹴っ飛ばしたのだ。
「あっ、痛ーい、でも、そういう、じゃじゃ馬的な先生を仕留めるのが楽しいんですよね」佳乃先生の顔はとたんに朱に染まり、まさに柳眉を逆立てたと言ったあんばいだった。もう、友人の家から帰ってきてあげないわよ、と息巻く佳乃先生を宥めて、私たちはレストランを出ると、すぐにタクシーを拾った。わずかな時間で着いた。

 車を降りると、美術館のアプローチの階段の上にたくさんの人が座り込んでいる。巨大な美術館を歩き回って疲れ切って座り込んでいるいるのだろう。その眺めはこの美術館の風物詩のようなものだ。
 チケットを購入して中に入る。ここは、外観も内部もMoMAと違って荘重、重厚な造りだ。私は、すでに何回も来ているので佳乃先生の希望に合わせて鑑賞することにした。とにかく、まともに丁寧に見ていたら切りが無いからだ。それは、パリのルーブルや台湾の国立故宮博物院を見学する時と同じである。
 佳乃先生は、19世紀ヨーロッパ絵画・彫刻、20世紀美術、ヨーロッパ絵画を主として見たいと言うのでその希望に沿って歩いた。

 途中、かなり疲れ切って、予定していた分も見られないので、もう一度来ることにして切り上げた。
「疲れたわ、もうくたくたよ」佳乃先生はそう言うと私の腕にすがり身を寄せて来る。
 周囲には日本人もたくさんいるので私は恥ずかしい思いでいた。
「佳乃、いいところに行こう」私は、そう言って屋上に案内した。一階の専用エレベーターの乗って屋上に上がった。

 眼下にはセントラルパークの鬱蒼たる緑や大きな池の眺めが楽しめる。
「素敵な眺めだわ」佳乃先生は眼を輝かせて見回している。樹木の緑の連なりの向こうには、高層ビルが林立し、さらにその背景には青い空が拡がっている。
「カフェでお茶でも飲みましょう」
 私たちは、屋上にあるカフェでコーヒーを飲んで休憩した。

「先生、まだ回れますか? 予定ではまだ、あと二軒、美術館をまわる予定なんですが、無理かなあ、どう?」私は、先生の顔色を窺いながら言うと、「そうね、あと一軒だけ行きましょうか。どこに行くの?」
「佳乃の好きなグッゲンハイム美術館ですよ。モダンアートの殿堂です。カンディンスキーとか、ウォーホルなんかの作品があります」私がそう言うと、佳乃先生は、急に元気が出たように眼を輝かせて、「じゃあ、行きましょうか」と言った。
 近いので歩いて行った。ここは外観が大変ユニークである。そう、まるでカタツムリのような建物なのだ。さらに中も真ん中が吹き抜けで、まわりが回廊式になっている。つまりコイルスプリングのような造りになっている。まさにモダンアートの殿堂にふさわしい。

 私たちは疲れも忘れて新鮮な気分でモダンアートを楽しんだ。私は、中でも自分が過去にバルセロナのミロ美術館でほれ込んだミロの作品が良かった。
そこの見学を終わって建物の外に出ると私は、言った。「あと、この付近では、〈ホイットニー美術館〉や、〈フリックコレクション〉もありますよ。それぞれ良い美術館です」
「行ったことあるの?」
「ええ、全部行きました」

「本当にあなたってまめねえ。でも今日はもうだめ、疲れたわ」
 佳乃先生は、ぐったりと肩を落とし、眸にも疲労の色が見える。
「でしょうね、私はも疲れました。じゃあ、ホテルに帰りましょう。すると迎えに来てくれる時間までに、少しは休憩できますからね」

 私たちはホテルに帰って来た……。
 二人とも疲れ切って、よろめくほどである。ようやく部屋に入って、それぞれベッドに仰向けに倒れ込んだ。佳乃先生の友人が迎えに来るのは夕方六時である。
 そして、ひそかに私が五番街の鞄店に勤める日本人、萠(もえ)と約束している時間は六時半である。
 佳乃先生には、萠とのことは言っていない。時間が来て、私が佳乃先生を送るためにロビーに降りようとすると、彼女は、「いいの、ここに居て」と言って両手で防ぐ素振りをするのだった。ひょっとして彼女の友人とは男かもしれない、という疑心はますます大きくなった。

 部屋に取り残されて、案じているくらいなら下に降りて、そっとのぞいて見よう。 自分もすぐ後に萠が迎えにくるのだ。そう思って、いそいで準備をして下に降りた。
 ロビーの出入り口方面をそっと柱の陰から窺うと、佳乃先生が迎えを待っているのが見えた。私は、絶対に見つからないように用心して窺う。
 するとしばらくして出入り口の方から背の高い日本人と思われる男性が佳乃先生の方に向かって歩いて来る。私は、それを見て、思わず荷物を落とすほどショックを受けた。やっぱり相手は男だったのだ。佳乃先生は嬉しそうに、その男の方に走って行く。
 つづく




テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

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Author:ryuu28
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 私は、まじめで温厚、知的、痴的な男です。趣味は、小説を書くほか、読書、絵画鑑賞、旅行、自然・史跡等探索、カメラ、HP・Blog作成です。仕事は自営ですが、実務は無し。毎日休み同然の暮らしです。現在、小説をはじめ良品を販売するネットショップ経営を目指しています。
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