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龍之介のほどほどにエッチな官能小説ブログ
龍之介が趣味で書いたほどほどにエッチで官能小説、異性の口説き方、エッチについてのお役立ち情報、艶笑ことわざ・金言集、その他官能的エッセイ、雑文等々を発表していきます。 きっと読者のお役に立ちますよ!!
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◆高校の女教師と生徒との禁断の恋(その3)
 紀子も教師になって、こんな経験は初めてだった……。
 今までも、紀子に思慕の気持ちを抱く生徒は少なからず居た。しかし、こんな行動に出てきた生徒は初めての経験である。教師としての紀子にとって、一瞬、どうしていいのか分からなかった。生徒とはいえ、女一人暮らしのところへ入れてしまい戸惑っていた。しかし、もう玄関の中までは入れてしまっているし、ずぶ濡れになった生徒をそのまま放置するわけにも行かない。

 紀子は、とにかく今日のことは口止めして、部屋の中に入れざるを得ない、と判断し、「ちょっと待ちなさいね」というと、すぐにバスタオルを持ってきて「とにかく上がりなさい」とわざと厳しい口調で言った。真一は、素直にバスタオルを受け取ると、とりあえず身体を拭き、上がってきた。濡れた衣服を脱がせると、自分のガウンを渡して着させた。紀子は、真一を応接の椅子に坐らせると、自分も向かい側の席に坐った。
「さあ、真一君、ちゃんと事情を話してごらんなさい」と紀子は毅然とした口調で詰問した。真一は、なかなか口を開こうとはしない。重ねて、紀子が「さあ、お話しなさい。こんな嵐の夜に私のところへ強引に訪ねてきたんだから余程の事情があったんでしょ。さっき、緊急の用事があるって言ったでしょ。なんなの、その用事って?」と紀子は自分でも少し性急に過ぎるかなと思いながら言った。

 しかし、紀子は、大きな身体を小さく丸めるようにしながら赤くなっている真一の姿を見ていると、心の片隅で無性にかわいらしさを感じてしまうのだった。今まで、じっと下を向いていた真一が急に決心したように、「先生、僕、先生が好きです。さっきも家で先生のこと考えていたら、いても立ってもいられなくなって、いつの間にか先生の家に来てしまったんです」
 目には少し涙をためながら告白する真一の姿は、紀子にとって好ましく、まして、自分を好きだと告白しているだけに、年上の女として真一がたまらなく愛おしいという気持ちが湧き上がってきていた。
 それは、自分でも信じられないほどのものであった。紀子は自分自身で今まで教師としてわざと抑えてきたけれども、自分の担当する国文学に優れ、もともと、好みのタイプであったこの生徒に自分の意識以上に好感を持っていたことを痛切に感じていた。

「ちょっと、待っててね。熱いコーヒーを淹れるわ」といって、紀子は席を立った。
 キッチンで準備しながら、教師として、教え子であり多感な年頃の青年に後で惨めな気持ちが残らないようにするには、この後、どうしたらいいのだろうか、と紀子の気持ちは千々に乱れていて、なかなか自分の中で結論が出なかった。まして、嵐はますます酷くなり、予報では明け方まで続くと、テレビでは何回もニュースを流していた。勧められるままに、熱いコーヒーを啜るように飲んでいた真一はやっと落ち着いたのか表情に少しのゆとりが見えてきた。紀子は、やはり、ここに泊めることはできない、夜半にでも少し雨風が治まったら家に帰そうと思った。今宵は週末で明日はお休みだし、と紀子の方にも少しゆとりが出始めていた。

 真一を帰すまで、紀子にとって、この好ましい青年とのもう二度とはあるまいこの時間に、普段出来ない会話を交わしてみたいと紀子は開き直ったような気持ちになっていた。
 真一にとっても、そうした紀子の気持ちが見えたのか、よりゆとりを持ち始めているようだった。しかし、それが紀子にとって逆の効果になろうとはその時は思わなかった。どんな会話を交わしたらいいのか、とにかく二人が黙っていると、真一が変な行動に走ると行けないと思い、紀子は穏やかな教師らしい口振りで、真一に話しかけた。

「この家、いいでしょ。この辺は東京と違ってお家賃が安いから、私でも一軒家が借りられたのよ」
「先生、部屋はいくつあるんですか」と真一は、やっと紀子の顔をまともに見ながら聞いた。
「そんなにいくつもないのよ。この部屋が居間でしょ。そして、あの部屋が和室でしょ。そして、あちらがキッチンよ」とそこに坐ったまま説明をした。
 しかし、真一は突然、「先生、ほかの部屋も見てみたいな」と言い出したのだ。

 紀子は一瞬、その言葉に逡巡したが、しかし、ここで彼に逆らってはまずい、せっかく穏やかな表情になってきたのだ。
「じゃあ、どうぞ」と言って紀子は先に立ち、真一をまずキッチンに案内した。そして、次に和室であり、紀子の寝室でもある部屋の入り口まで案内した。
「ねぇ、この部屋は勘弁してね。散らかしてるの」と言ったが、しかし、次の瞬間、真一の手が伸びて、引き戸をさっと開けてしまったのだ。
 紀子は思いがけない彼の行動に無意識に「まあ、だめよ」と言って真一の腕に手をかけていた。
 つづく










テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

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Author:ryuu28
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 私は、まじめで温厚、知的、痴的な男です。趣味は、小説を書くほか、読書、絵画鑑賞、旅行、自然・史跡等探索、カメラ、HP・Blog作成です。仕事は自営ですが、実務は無し。毎日休み同然の暮らしです。現在、小説をはじめ良品を販売するネットショップ経営を目指しています。
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